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出版10年 『LIFE SHIFT』による3つの世代の働き方

  • 870948
  • 4 日前
  • 読了時間: 3分

お盆が終わりました。きっちり休めた職場、時期をずらして休暇を取る職場など、休みのスタイルも多様化しています。この機会に帰省したり、働きに出ているご家族が実家に集まったりと、世代間の「働き方や価値観の違い」を肌で感じた方も多いのではないでしょうか。

これまで本連載では、若手社員、女性、そしてシニアの働き方について考えてきました。私たちが日々直面する「世代間のギャップ」の正体を読み解く上で、2016年に出版され大ベストセラーとなった『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』[i]が大きなヒントになります。

出版からちょうど10年。当時の予言がまさに現実となっている今こそ、改めて読み返すと深い実感が湧くはずです。本書で提示された「3つの世代モデル」から、それぞれの生き方の違いを見てみましょう。


1. ジャック世代(1945年生まれ):機能した「3ステージ」

「教育→仕事→老後」という一本道の3ステージが完璧に機能した時代。男性が終身雇用で働き、同世代の女性は専業主婦など家庭を重視した働き方が主流でした。地域コミュニティの構築や家庭の維持といった「無形資産」の構築を、女性が一手に引き受けていた時代でもあります。


2. ジミー世代(1971年生まれ):ルール変更に直面した「ミドル層」

現在のミドル〜シニア層です。親(ジャック)の生き方をお手本に社会に出ましたが、長寿化と年金不安により「親より長く働かなければならない」現実に直面しています。さらに激しい技術革新で、自分のスキルがあっという間に陳腐化していく。リスキリングやアンラーニング(学びほぐし)を挟みながら、なんとか軌道修正して生き抜く葛藤は、多くの方が共感するはずです。


3. ジェーン世代(1998年生まれ):最初から「マルチステージ」

これからの時代を創る若手層です。彼らはさらに長く働くことを前提としており、「エクスプローラー(探究者)」「インディペンデント・プロデューサー(独立起業)」「ポートフォリオ・ワーカー(複業)」といった多様なステージを自由に行き来します。育児や介護といったライフイベントを挟みながら、途中で何度も大学やスクールに戻り、柔軟に学習と労働を繰り返してキャリアをアップデートし続けるのが当たり前になります。


ギャップを解くカギは「前提の違い」を知ること

世代間ギャップに悩むシニア、働き方の選択肢の広がりと制度の変化の狭間で惑う女性、そして退職率の高い若年層の現実—。これらの複雑な課題を解くカギが、ここにありそうです。

生きてきた時代の「前提(ルール)」が根本から違うのだと互いに理解し合うことで、多様な世代が共に活躍できる社会が実現するのではないでしょうか。

年齢や立場に関わらず、100年時代のキャリア形成に関する悩みや不安を安心して相談する場として、ぜひ「みんなのキャリアの保健室」をご活用ください。

 

 

 

旭川市「多様な働き方推進事業者認定・表彰」募集が始まります。

旭川市では、ワーク・ライフ・バランスの実現をはじめ、誰もが安心して働くことができる職場環境づくりを促進するため、多様な働き方に積極的に取り組んでいる事業者の認定と表彰を行います。

・人材育成・働きがい

・ワークライフバランス

・ダイバーシティ&インクルージョン

への取り組みを、ぜひ社内外に知らせてみませんか?

 



[i] リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット/池村千秋(訳)「LIFE SHIFT」東洋経済新報社

 
 
 

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