「WORK?LIFE?-はたらく女性の本音とキャリアの壁」
- 870948
- 6月16日
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2024年に旭川市主催の「女性のキャリアの保健室」が、旭川で働く女性に対して行ったアンケート調査で、「キャリア形成において大切にしている価値観」という質問に対し、以下のような結果が出ています。
約60%が「自分の技能・専門性が高まり、活用できること」を選択(「個人的な欲求と家族・仕事とのバランスを調整すること」を上回る結果に)
30%強が「組織の中で、責任のある役割を担うこと」を選択(「会社の雇用保障などの経済的な安定」とほぼ同率で拮抗)
この結果から、旭川の働く女性たちが、決してワークライフバランス(LIFE)だけを求めているわけではなく、それと同じか、あるいはそれ以上に「仕事での成長や責任(WORK)」を強く望んでいることがわかります。
「キャリア形成において大切にしてる価値観は何ですか」

2024旭川市「女性のキャリアの保健室」アンケートより
成長意欲と裏腹に、止まる「女性管理職比率」
現場の女性たちの多くが「技能を高め、責任のある仕事をしたい」と望んでいる一方、中小企業における女性管理職の平均は11.1%にとどまり、上昇が止まっている状態です。[i]
技能を高め、責任のある仕事をしたい女性が多くいるにもかかわらず、女性が昇進しにくい現状があるのはなぜでしょうか。
「女性自身が昇進を望まないから?」
女性管理職が増えない理由として、最もよく言われるのが「女性が昇進を望まないから」という声です。その根拠として、以下の3点が挙げられがちです。
仕事よりも「家庭」を優先するライフスタイルを好むため
競争に対する意欲が男性より低いため
チャレンジやリスクを取ることを避ける傾向があるため
しかし近年の研究では、これらは女性の生来の性質ではなく、「女性がおかれた状況」や「ジェンダー・ステレオタイプ(固定観念)」によって形作られているものだと指摘されています。[ii]
女性が最初から昇進を望んでいないのではなく、意欲があっても「望めない状況」に置かれている可能性が高いのです。 貴社の職場は、女性従業員の本当の「キャリア観」に、正しく寄り添えているでしょうか?
次回以降は、この「意欲」と「現実」のズレを引き起こす2つの大きな要因について紐解いていきます。
働く女性や会社が気付かぬうちに取り込まれている「無意識バイアス(男は外、女は内)」
出産に伴ってキャリアが固定化されてしまう「マミートラック」
みんなのキャリアの保健室は、女性従業員の活躍推進や、働く女性の仕事への向き合い方について、経営者様・従業員様からのご相談をお受けしています。ぜひお気軽にご相談ください。
みんなのキャリアの保健室インスタグラムhttps://www.instagram.com/career_hokenshitsu_personal/
[i] 帝国データバンク「女性登用に対する企業の意識調査(2025年)」https://www.tdb.co.jp/report/economic/20250822-women2025/)
[ii] 武石 恵美子「労働研究における女性の昇進問題」大原社会問題研究所雑誌 №703/2017.5




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