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「優秀な若手の5月病」

  • 870948
  • 5月13日
  • 読了時間: 3分

ゴールデンウィークが明け、若手社員の様子を見て「なんだか元気がなさそうだ」「急にモチベーションが落ちていないか」と心配になる経営者様や現場の管理職の皆様も多いのではないでしょうか。

■ 順調に見えたエース候補・Aさんの葛藤

地元トップの進学校から地元の大学を経て入社したAさん。学生時代にインターンシップ等の経験はなく、働くことへの具体的なイメージをあまり持たないまま、なんとなく決めた地元企業への就職でした。もともと勉強熱心な彼は、1年目のトレーニング期間中に業務関連の難関資格へ見事合格します。

期待を集めた2年目、Aさんは新規案件を任されることになりました。指導役(ブラザー)として年齢の近いエース社員がつき、厳しい指導のもとで業務を進めます。残業が厳しく制限されている分、時間内に成果を出すプレッシャーは強く、Aさんはこう漏らすようになりました。

「これまで一つのことをやり切った経験はなかったけれど、自分が関わった仕事が仕上がっていくことにはやりがいがある。……でも、これが何年も続くのは想像ができない。先輩の指導は、用語とかがわからない。ついていけない。きつい。やめたい」

人事に相談したところ、研修時に指導係だった年長社員に相談するよう勧められ、現在は彼をメンターとしてギリギリの状況を伝えながら、なんとか日々を耐え忍んでいる状態です。

■ 「リアリティ・ショック」と「組織社会化」の壁

やりがいを感じており、資格も取るほど優秀なAさんが、なぜ辞めたくなってしまうのでしょうか。そこには2つの大きな要因があります。

1. リアリティ・ショック(理想と現実のギャップ)

実際の仕事のあり方が、入社前に思い描いていたものと異なることで陥る心理状態は「リアリティ・ショック」と呼ばれ、組織適応の不全や早期離職の引き金になります。Aさんは入社前に「働くとは何か」を体感する社会的経験がなかったため、現場のスピード感やプレッシャーに対して人一倍強いショックを受けているのです。

2. 組織社会化の途上でかかる過大な負荷

新入社員が組織の規範や行動様式を受け入れ、職務に必要な技能や知識を習得して組織に適応していく過程を「組織社会化」と呼びます。Aさんは資格という「知識」は得たものの、実務特有の用語や自らの役割に適応しようとする「組織社会化」の真っ只中にあり、心身に極めて高い負荷がかかっています。

■ 見えないモヤモヤを「第三者との対話」で解消へ

Aさんのように、一見優秀で真面目な若手社員ほど、理想と現実のギャップや適応へのプレッシャーを一人で抱え込み、限界を迎えてから突然「辞めます」と切り出す傾向があります。

こうした見えない悩みや不適応の種を早期に発見・ケアするためには、社内の利害関係がない第三者に相談できる環境づくりが有効です。


「みんなのキャリアの保健室」では、社員一人ひとりの働く悩みをお聞きし、アドバイスを行います。せっかく採用した大切な若手を「見えない不適応」で失わないために、ぜひ貴社もご登録の上、お気軽にご相談ください。


みんなのキャリアの保健室instagram https://www.instagram.com/career_hokenshitsu_personal/

 
 
 

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