【人材難を逆転のチャンスに】若手定着・生成AI・Smart Work――日経最新トレンドで“辞めない会社”へ
- 渡邉 千尋

- 7月22日
- 読了時間: 3分
人材に関して、「採れない・育たない・続かない」という声が日に日に強まっています。実際、2025年版中小企業白書でも、「現場職を中心に30年で最悪の人手不足」と指摘されました。
そこで本号では、日本経済新聞の最新人材トピックに注目。
あわせて社員を「みんなのキャリアの保健室」に送り出す具体的メリットをご紹介します。
※「みんなのキャリアの保健室」では、対面・オンラインで社員との1 on 1を実施しています。外部キャリア相談として、どなたにもご活用いただけます。
1|“人材投資はコストではなく成長戦略”
──日経スマートワーク大賞2025に学ぶ3つの評価軸
2月の表彰式では、日立製作所が大賞を獲得。“人材活用力・人材投資力・テクノロジー活用力”の3部門すべてで最高評価を達成しました。
中堅企業部門賞の受賞企業も完全フレックス制度や在宅勤務の活用で高い評価を受けています。
旭川の中小企業への応用 ★★☆ ○ 研修や資格取得費を「投資枠」として社内予算化 ○ DX 小規模導入(例:手書き業務のデジタル化)をまず1ラインで着手 ○ 評価制度に「学び行動」を加点指標として組み込む
2|“若手が辞めない会社”の条件
──7/10開催・日経×OpenWorkオンラインイベント速報
日経 OFFICE PASSが開催したウェビナーでは、社員口コミ65万件超のデータから
「辞めたくなる3大要因=①成長停滞感 ②上司の対話不足 ③曖昧なキャリアパス」であることが明らかになりました。
今すぐできる打ち手 ★★★ ◎1on1面談で“次に身につけたいスキル”を必ず質問 ○若手をリーダーにしたミニプロジェクトを設計(期間2〜3カ月) ◎「社外メンター」としてみんなのキャリアの保健室を定期活用
3|“生成AI人材”をどう育てるか
──日経MP特別講演「AIを活用できる人材を社内でいかに育成するか?」
同じく7/10、日経メディアプロモーション主催セミナーで関西学院大 巳波教授が提唱したのは「①AIで課題を定義できる人を社内に最低1名育てる」「②スモールスタート→社内共有会で学習コストを下げる」アプローチ。
製造・建設が多い旭川企業でも ★☆☆ ・Excel業務をChatGPTで自動化→削減時間を可視化 ・生成AI活用マニュアルを現場向けに作成 ◎保健室の企業相談を利用して「社内生成AIミニ講座」を開催。若手+現場リーダーが出席
✨「みんなのキャリアの保健室」を使うとここが変わる
課題 | 社内対策 | 保健室でできること |
若手が3年で離職 | 1on1面談強化 | キャリア志向診断+外部メンター面談で“成長実感”を設計 |
中堅層のスキル陳腐化 | OJTまかせ | リスキリング個別プランを作成し、進捗を企業へレポート |
管理職のハラスメント不安 | e-Learning導入 | 専門カウンセラーが匿名相談→具体的対話スクリプトを提供 |
ご利用方法 1.御社ご担当者が専用フォームで日時を予約 https://www.ndc0502.com/hokenshitsu/personal/reserve 2.社員はオンラインまたは旭川市役所本庁舎6階(女性活躍推進課)で面談 3.面談結果サマリー(個人情報は伏せた形)を企業へフィードバック
【編集後記】
今回注目した日経の各イベントでも繰り返し語られるキーワードは「学び直しは“社外資源”を使って加速」です。保健室はまさにその最前線。「まず1名」からお気軽にお試しください。
▼次号の特集は 「人材定着に向けたAI活用」です。




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