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またいきたいおみせ

更新日:2023年12月8日

 昔から胃腸が丈夫ではなく、(体が)食べたくないものを、食べたくないタイミングで食べてしまうと、必ずと言っていいほど、胃が痛くなる。


 朝食は、朝の準備で忙しい時間帯に、慌ただしくとる。

なので、息子のお弁当ついでに作ったおにぎりと温かいほうじ茶か、チーズとハムを乗せたトーストとコーヒーかの二択である。


 お昼は、仕事の途中なら蕎麦かカレーのことが多い。

冬は、蕎麦とカレーの合わせ技でカレー蕎麦の日もある。どちらも大好物なので、毎日でも構わない。


 夜は、慌てて家に帰り、子どもたちの習い事の送り迎えの間を縫って、急いで夕食の準備をする。玄米だけは前日の夜から水につけておくが、ほかは何も準備していない。まとめ買いも苦手で、ほぼ毎日スーパーに寄って、その日食べたいもの、作れそうなものを考える。

 息子からの「肉」のリクエストに応え、かつ、好き嫌いの多い娘でも食べられるもの、という制約条件がある。


 普段の食事は、様々な条件下で、自分ができる範囲内で作り、食べている。栄養が取れているか、子どもたちが食べてくれるかが重要なのであって、自分が食べたいものかどうかは二の次である。


 そんな食生活を送っているため、大人同士の外食は、私にとって「特別な時間」である。特に、「食への関心が高い」友人との食事がとても楽しい。人数は2〜3名、会話を楽しみながらも食に向き合える人数が良い。(ここで断っておくが、私は決してグルメではありません。ただ、自分が食べたいものを、食べたいときに、食べたい人と食べることが好きなだけであります。)

 

 そこで最近気づいたのが、自分がまた来たいと思えるお店には共通点があるな、ということ。


まずは、味。素材を愛していて、それを活かした調理法が考え抜かれた料理。それは、ラーメンでも蕎麦でも天ぷらでもイタリアンでもフレンチでもお寿司でも共通している。その素材や調理への「こだわりストーリー」を知った上でいただくと、より一層おいしく感じる。


 そして、2つ目に、コンセプト。特に初めて訪れるお店は、「他にはない」「気になる」というフックがないとなかなか訪れないもの。特に私は保守派なので、放っておくと同じお店の同じものばかり食べてしまう。

 最近気になっているのは、吉祥寺の”simonne"というお店。こちら昼はお菓子屋さんなのだが、夜は、「デザートをアテに自然派ワインを飲む」という、一風変わったお店なのだ。simmoneは、三鷹のKUVALというフランス料理のお店を営むご夫婦の奥様が開店したお店なのだが、KUVALも素材を大事にした調理にこだわりがあるようで、近々行ってみたいと思っている。そういうご夫婦が提供する料理(お菓子)って絶対美味しいと思うの。




 そして、これがもう、間違いなく何よりも大切だと思っているのだが、「お店で働くひと」である。バイトのひとりひとりまでもが、商品やお店への想いを語れて、自分のお店だという自負をもって働いている、そんなお店は間違いなく美味しい。そして、居心地が良い。また来たくなる。そして、そういうお店を経営している方たちって、やっぱり、お店や提供しているものへのこだわりや愛が強くて、その情熱が従業員の方々にも伝わっているのはないかな、と感じさせる。


 「また行きたいお店の共通点」、細かいことをあげるときりがないのだけど、3つだけあげよ、と言われれば、上記3点に集約できるかと。


 今回東京で行った飲食店は、どのお店もこの3点に当てはまっていたし、それゆえ、またぜひ行きたい!と思える飲食店ばかりであった。




 と、おいしい思い出を振り返りながら、夕食の買い出しに行ってまいります。






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